184

漫画の感想に見せかけた言葉遊び。

週刊少年ジャンプ(2024年13号)の感想

ONE PIECE尾田栄一郎

普段おちゃらけているニカが、今週は怖くみえた。目がサターン聖と同じ形で感情が読み取りづらい。あの「海軍大将」を片手で押さえつけているところに成長と「神」を感じる。

『Dear Anemone』松井琳

こちらで。

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『カグラバチ』外薗健

バトルの導入の文法が洋画のそれ。独特の空気感がそのまま作品の魅力に。おじさんの妖術がどれだけ強いかも含めて期待。

『超巡!超条先輩』沼駿

こちらで。

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『あかね噺』原作:末永裕樹 作画:馬上鷹将

あかねの物語と落語の物語でタッチを変えていた演出がここで「領域展開」。最高です。これアシ無しで描いてるってまじかよ。

点と点が繋がる。思えば、落語の特徴として、今日まで約三百年もの間、幾人もの落語家が「江戸時代」の物語を作り出し(アレンジも含めて)、内外に伝えていることが挙げられる。これは、江戸の姿を肉眼で見たことの無い、現代でも行われているわけで。当然、初期と現代では江戸時代の解像度も、リアリティも違うだろう。だが、外側(観客側)からすれば、それは落語世界を構成する一つの要素に過ぎない。その点で、どの時代の落語家も、仮想の「江戸時代」と、その住人を作り出す。

つまり、「江戸時代」をある種の幻想郷と見立てて、落語界が、時代を異にしながら、共通の「落語世界」と、落語世界に生きる住人の物語を作り上げてきたということが、落語文化の特質と言えるのではないか。そして、あかねはその「落語世界」を発見した、ということか。落語ってすごい。

『鵺の陰陽師』川江康太 

前半の選択肢云々はよく分からなかったが、完全版の霊衣をまとった学郎がかっこいい。見開きゼノブレードが最高。『カグラバチ』と共にジャンプの「裏」を支えていくのかと思ったが、「表」もいけるのか?

☆特集!『ルリドラゴン』眞藤雅興

復活おめでとうございます。1ヶ月ほどデジタル版で連載ののち、ジャンププラスでも同時公開とのこと。まずは、おかえりなさいと言いたい。体調も怖いので突発休載に対応できるデジタル版なのか。連載形態が特殊なので、アンケ周りがどうなるのか気になる。
救済理由は、恐らく体調不良だと思うが、「チェーホフの銃」を踏まえると、傘立ての刀はバトルものへの伏線だったのかもしれない。5話の最後でそれが覆され、ほのぼの100%へと舵を切ったあたりで、作劇上で「何か」が起きたという妄想。ほぼ陰謀論だが、こういうのは、考えているうちに面白くなってきてしまう。

先週の感想

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次週の感想

『対世界用魔法少女つばめ』18話の感想

第18話♡大罪の思念ACEDIA

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泪。いい表情してるぜ。

先週呼び寄せたトマホーク。「I」とか「DO」とか見えるので、なんかの英文なのかと思ったら、「MENDOKUSA」だぁ。いちいち高威力。つばめの元に飛んできた大罪の思念もかかと落としで速攻爆散させる。9頁の思念をよく見ると、ほどけながら白字で「マジカヨ」。軽い。

また空が晴れる。なんかよくわからない人形もゲット。謎。

応哉の姉。髪が『PPPPPP』の運みたいで良い。

森撫子。キャラクターは作ってあったのに速攻殺したのはもったいない。泪がもうちょっと手加減していれば。ちょっと巻いてるのか?とも思ったが、サクサク進む分には嬉しい。

KOKO。やはり元凶。「存在」とあるので、生物として見られていないのか(魔法少女は人造人間なのである意味そうとも言える)。思念を出しているのもKOKO。

藍能脳科学研究所へ。美術館みたいな外装から自動ドアを境として、…美術館みたいな内装。研究所とつばめはもっとバチバチするもので、研究所にも「潜入」するのかと思ったが、堂々と入れた。よかったね。次週は物語の核心に迫りそう。

単行本のカバーも公開。マポロ先生らしい華やかな画面になっている。なぜか脱いでいるが。

前回の感想

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次回の感想

週刊少年ジャンプ(2024年12号)の感想

『Dear Anemone』松井琳

こちらで。

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 『超巡!超条先輩』沼駿

こちらで。

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『鵺の陰陽師』川江康太 

カラーの構図が素敵。内容も良かった。明らかに格上の相手にも自分を貫く学郎がかっこいい。強化イベントにも説得力がある。『カグラバチ』といい欠損が多い雑誌だなあ。

『カグラバチ』外薗健

全力でやり合わずに切り上げたのはいい判断だと思う。楽座市の準備も進む。こんくらいしっかりと山場へと盛り上がり作ってくれる方が184的には読みやすくて好きだ。緋雪も陸郎もいいキャラ。

『ツーオンアイス』逸茂エルク

ゾーンに入っている。振り切れている。ポエムが痛気持ちいい。まあ、高雪ってそうゆうキャラだろうし。絵の巧拙が気にならなくなるほどに(もちろん上達もしているだろうが)、演出が冴えている。曲聴きながら読むとより楽しめるのでおすすめです(『PPPPPP』みたいなことしてる)。エルク先生、音楽に強いな。

youtu.be

フィギュアスケートのフリー演目は4分くらいなので、この曲の一部だろう。うーーん。リストの楽譜は密度ぎっしりで一生かかっても弾ける気がしない。リスト先生らしい高難易度曲。

最後のページの何とも言えない気持ち悪さはたかゆきくんにしか出せません。

先週の感想

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次週の感想

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『Dear Anemone』1・2話の感想

『Dear Anemone』松井琳
1話の感想(WJ12号)

逸材。

やはり絵がすさまじい。とんでもない描き込みから生まれた説得力が、不気味さを際立たせる。全力投球ができる1話だからとはいえ、期待せずにはいられない。 

話はエグめのサバイバル。タイトル回収もこなし、起承転結がきれいにまとまっている。主人公の心情描写も満足できる。ダーウィンの引用も鮮烈。世界観の説明は十分。シチュエーションも込みで『地獄楽』を彷彿とさせる(パクリって意味ではないよ)。ガラパゴス諸島って人住んでたんだね。初めて知った。新人とは思えない完成度。

と、褒められる部分は山ほどあるが、不安もある。

まず、週刊連載に耐えられるか。こういうタイプの絵は、キャラクターの描き分けができなくなると怖い。話の方向性。バトル路線なのか。そうなった場合、どれだけ設定を凝らしているか(主に戦闘方面で)。

癖の強い絵なので、一般受けするかはわからない。といった具合。

ジャンプというよりジャンプラっぽい絵と話。既存の連載陣と比べて明らかに異色だが、受け入れられるか。楽しみです。

↓1話掲載週のジャンプ全体の感想

2話の感想(WJ13号)

何とも言えない。もちろん、絵は120点。

思ったよりもデスゲームの文法だった。まあこれ自体はいいとして、描き分けがちょっときつい。キャラクターの区別がつかない。まあ、これもデスゲームですぐ死ぬのでいいか。

花がしゃべった。これが想定外。いわばオープンな『人造人間100』で、支配・被支配関係のタッグものか。作風が被る。『人造人間100』は、「人の心がどこまでいってもわからない」人造人間の不気味さが独自の魅力で、作品自体を成り立たせているほどのパワーがあったが、本作はそこまでとはいかず。絵だけではなく、話でも作品の方向性を見せてほしい。

1話について。「進化論」が本来の用法と違う等の物語上の破綻があったらしい。気付かなかった。まあ、話の破綻は後付けでどうにかなるので気にしてません。『逃げ若』とか『Dr.STONE』みたいな、「学べるマンガ」づらをしない限りは。

来週でバトルのワン・アイディアが見れると思うので、それを見てから考えたい。

↓2話掲載週のジャンプ全体の感想

3話の感想(WJ14号)
↓3話掲載週のジャンプ全体の感想 
連載前の印象

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『対世界用魔法少女つばめ』17話の感想

第17話♡ME

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冒頭。こわい。白黒(ネガポジ反転風)なのでグロくはないが、不気味でなかなか凄惨。拳銃を持ちながら話しているのは、以前登場した泪の兄か。

と、応哉の回想か。しぶとい。ぞろぞろ入ってきたのは研究所の連中か。土足で踏み込んでくるとは(しかもハイヒ)。さっと回収。

怠惰の大罪の思念ACEDIA。くまさんだぁ。今までの大罪の思念とは毛色が違う(クマだけに)。2人っきりにされた泪は、まさに千尋の谷に落とされた獅子状態。つばめも応援するしかないのでタイマン勝負。

泪のモノローグ。そんなに難しくないことをぐちぐちと…と思ったら自覚していた。現状に居心地の良さを感じているものの、不満もある。誰にでも起こりうる(184的には結構贅沢な)悩みを、泪は深く考えてしまうんだろうな。その要因が、自己憐憫だったとしても(前回そんな感じで書いたが、実際どうなのかはわからない)。どちらであっても、俯瞰すると相当「めんどくさ」いのに気付いた…。と、うだうだやってる間に足が取れちゃった。グロい。そして蹴り一発で思念をKO。片足なのにここまでの威力が出せるとは。素質は感じる。

くまさんの中から例のごとく人型が出てきたが、次回、トマホークで爆散していないことを願う。

 前回の感想

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次回の感想

『アスミカケル』総評&最終回の感想

『アスミカケル』川田 

納得できるような、できないような。

川田先生、お疲れ様でした。

総評

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まず、作品について。公式からの説明はこんな感じ。

火ノ丸相撲」の川田先生がジャンプの舞台に堂々帰還!

祖父の介護を手伝いながら冴えない高校生活を送る少年・二兎。だが、女子プロ選手を目指す先輩・奈央の導きで総合格闘技(MMA)と出会ったことから、彼の日常は一変していく...!?
戦わずにはいられない――全力本格MMAストーリー、ここに開幕!!

『アスミカケル』|集英社『週刊少年ジャンプ』公式サイト (shonenjump.com)

二兎を中心とした、リアリティ重視の本格格闘漫画。

好きなところ。丁寧な作り。テンポも適切なほうで、「スポーツもの」によくある、全然スポーツしない問題も発生せず、組み立ては堅実だった。突飛な展開もなかTったし。肝となるMMAの描写もばっちり。リアルな世界観を、リング上でも崩さなかったところが一貫していて好き。

キャラクターも作り込まれててよかった。特に直近のハゲは、二兎が引導を渡したことになるが、うまく物語と絡めて意味を持たせている。泥臭いキャラクター造形が映える物語だということが、川田先生自身もわかっているのだろう。引き際も潔くて好きだ。

作画も上手いと思う。人体が崩れないので安心して物語を進められる。

ただ、本当に地味だった。常に一定以上のクオリティーだったが、起伏がない。あと物語が暗い。リアリティがあるからより暗い。漫画的ハッタリもひかえめ。丁寧な構成が、かえってフックの無い展開になってしまった。強いて言えば二兎くんはもうちょい個性的でも良かったのかな。結構早めから下位にいた気がするので、掴みが地味だったのが厳しかったか。

あらゆるジャンルの漫画が掲載されているジャンプにおいて、存在感を出せなかったのが痛い。波風を立てることなく、順当に沈んでしまったという印象。

また、二兎の家族構成を活かしきれていなかったと思う。もちろん、細部の作り込みを否定する気は毛頭ない。「祖父の介護」という社会的テーマを提起したところまではいいが、連載を続けていく上で、この命題が作品の追い風になったかは疑わしい。作品全体の明るいとは言えない雰囲気の一つの構成要素として、読者に敬遠されてしまう余地を残していたと思う(暗号学園のいろはにも言えることだが、娯楽作品を求める読者と「重い」テーマは相容れないものか)。

184的には面白く読んでたほうなので悲しい。『暗号学園のいろは』とあわせてより悲しい。

最終回の感想

過去回想を挟んで、一狼の格闘技への思いを明かして、兄弟対決が始まるところで終わり。悲しい。その対決を見せて欲しかった。丁寧な作りの作品なだけに、この〆はつらい。

あと、総評の方で触れた祖父が物語上重要なトリガーになっていたことがわかった。説得力もある。だからこそ、物語に必要ならば、主人公と絡めたときにもっとうまい展開に昇華してほしかった。具体的に言えないのが悔しいし、申し訳ないが。

あくまで『アスミカケル』は兄弟の物語なんだな、と感じた。

 最終回掲載週の全体の感想 

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週刊少年ジャンプ(2024年11号)の感想

『超巡!超条先輩』沼駿

こちらで。

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『あかね噺』原作:末永裕樹 作画:馬上鷹将

「あかね噺」。今回、あかねの表情が柔らかくて、作画もこなれてきたな、と思ったら、手のひらの上だった。参った。すごいなこの漫画。あかねと共に進化していく漫画。

お話で言えば、格上がたくさん聴いている中で自然に素を出せるのがすごい。重ねて、今までとは違う試みだし。なんか「素を演じる自分」になりそうだが、あかねはばっちり演じられていて、実力を感じる。

ヒキもよかった。こっからあかねの本領発揮?楽しみ。

『アンデッドアンラック』戸塚慶文

明らかに格が違う絶対理で、物語上は大変結構。「人にあらず」発言も、ビーストにかかっていて良い。気づいてない要素もたくさんあるんだろうな。展開も熱い。が、そろそろ風子抜きの展開も見たくなってきた。そこんとこどうですか、戸塚先生。

『魔々勇々』林快彦 

絶対戦ってないときの方が筆が乗ってる。変な血文字とか面白かったし。295頁の演出もいいね。演出と言えば、ピントが人形からドアにフェードしていくのも好き。こういう工夫した画面作り、もっとやってほしい。いいじゃん。って思ったが、ヒキの勇者はちょっと。媚びてるのが透けてる。新キャラ(女)逐次投入は『大東京鬼嫁伝』を思い出すのでやめてほしい。

『僕とロボコ』宮崎周平

わかるよ。長谷川智広のアレをやりたかったんだろう(気になる方はジャンプ+で検索を)。明らかに浮いた3D素材でいつもとちょっと違うのに気づいた。あと、377頁の四コマ目、なんかおかしくない?そういう演出なのか?

『アスミカケル』川田

最終回かあ。こちらで。

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先週の感想

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次週の感想

 

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『超巡!超条先輩』1・2・3話の感想

『超巡!超条先輩』沼駿 

1話の感想(WJ11号)

あれ?思ってたより面白いぞ。

新米警官・一本木と、悪名高き超能力巡査長・超条のタッグコメディ。

話の構成がよくできてる。超条のキャラ立てに使ったヨーヨーとウィキペディア音読も、ただのギャグで終わらせずに後半に回収。すらっと読めてしまった。

キャラクターも、一本木が表情豊かで良い。話が勝手に進んでいくのもテンポが良い。超条も思ったよりは鼻につかず、結構好き。こいつのギャグ自体はそうでもないが。タッグとして好感触。

あと絵もいい。垢抜けている。コメディ系って絵が癖のある人多いけど、それが漫画の相性を左右する要素になってしまいがち。そういう意味で、この作品は安定していて、万人受けしそう。デフォルメ絵とも相性が良い。

コメディ要素ではなく、物語の構成を評価した形になるが、良い感じ。

ずっとこの二人なわけないので、新キャラとの相乗効果に期待。

↓1話掲載週のジャンプ全体の感想

2話の感想(WJ12号)

うん。…うん。

連載前の印象通り、対象年齢層が低めのようだ。スマホのおじさんも女子高生にもそんなに興味がない。と、典型的なnot for meなので、特に言うことがない。ジャンプだしね。いいんじゃないかな。

クオリティが低いとは全く思わないので、最近落ち目の『ロボコ』あたりとバチバチやってくれたら、面白いものが見れそうな予感。

↓2話掲載週のジャンプ全体の感想

3話の感想(WJ13号)

やっぱ面白いじゃん。話全体が遊戯王の土台にあることを前提にしたうえで、色々なパロディが置いてあって楽しい(ネス・リュカとか)。ぐうの音も出ないところとか、漫画的演出がよく効いていて好き。空気感が良い。あと、密度が大きいところが強い。読み応えがある。良い。おもしろい。

↓3話掲載週のジャンプ全体の感想 

全体を通して

面白い。残ると思う。おそらく『ロボコ』とのバトル。今のままだったらこちらにアンケートを入れたい。前作をよく知らないので、この密度がどこまで続くのかわからないが、当分は大丈夫だろう。ギャグ枠が強い雑誌は、雑誌本来の読者層にウケそうなので、頑張ってほしいなあ。

連載前の印象

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『対世界用魔法少女つばめ』16話の感想

第16話♡荒療治

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思念を討伐しつつ泪を問い詰めるつばめ。IRAの剣だと口からビーム出さなくても攻撃できるので、話ながら戦えて便利。

自分が一番大事なトコが好き。

つばめは家族を亡くしている(1話参照)。泪の振る舞いは、いつも周りに「守ってくれる人」がいるという前提にあって、自分とは異なる境遇のもとで育ったことを示している。だから、自分とは違う存在、つまり「高級で大切なお宝」のように思えて好き(行為自体、いわば悲劇性の自己演出≒自己憐憫でもあるので「美しく」みえる)。なのかな。

だからこそ、「守ってくれる人」だった応哉を大事にしなかったのは、気に食わない。ということか。魔法少女としての資質はともかく、振る舞い自体の良い悪いではなく、好き嫌い(気に食わない)で判断しているのがつばめらしい。ややもすれば自己中心的になりそうではあるが、この物差しはジャンプっぽいし(+だが)、物語を回す主人公としてきっぱりしていて良い。

守ってもらおうとした時に思念が出た。思念が出るのは、その名が冠する心理状態になった時ではなく、その心理状態を拒否した時なのか。怠惰の思念は、怠惰な人(魔法少女)ではなく、怠惰であることを嫌がる人から出現する。

突然の新キャラ。数話前にちょろっと出た人とは別の人なのかな。研究所の人らしい。ついに足が着いてしまった。

応哉とつばめを引き換えに、大罪の思念討伐を命じられた泪。試されている。「逃げたくないし守られたくもない」ならば、その通りに実行しろと。なかなかハードだけど、泪の魔法(トマホーク)の威力に問題があったわけじゃ無かったはずなので、やれんのか。泪。どうする。

 

ちょっと時間かかってしまった。日々精進。

前回の感想

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次回の感想

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週刊少年ジャンプ新連載について(2024年2月)

新連載が来るらしい。しかも2つも。

①『超巡!超条先輩』沼駿

11号からの新連載は沼駿先生の『超巡!超条先輩』。先生は過去にジャンプで左門くんはサモナーを連載していた経験あり。同名の読み切りが2023年21・22号に掲載してあったので読んでみた。

超能力をもつ巡査と新米警官の、やや低年齢むけのコメディ。絵は安定している。内容はコメディ全振り。184にはnot for meだったが、連載経験者ということもあり期待できる。

現在のジャンプは、コメディ・ギャグ枠が少ないという現状にある。『ロボコ』と『ウィッチウォッチ』だけ。最近の新連載は、看板漫画の後継者探しの意図もあったのか、バトル漫画が追加されることが多かった。コメディ系の新連載も無いことはなかったが定着せず。大外ししない経験者を投入して、もう一枠あっても良いくらいのコメディ・ギャグ枠の拡充を図ったか。

上記より、おそらくライバルはいない。競うとしたら『ウィッチウォッチ』か。ただ、そうなればハードルはとても高い。『ロボコ』とは共存する気がする。

『超巡!超条先輩』1・2・3話の感想

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②『Dear Anemone』松井琳

12号からの新連載は松井先生の『アネモネ』。先生の読み切りはジャンプ+に複数掲載されているが、ここでは、おそらく今回の連載作品のモデルであろう『Anemone』を紹介する。

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能力・非バトルのヒューマンドラマ系漫画。独特です。絵が。非常に。パワーのある絵を最大限活用した画面作りになっていると思う。具体的には、生々しく、ホラーチックな演出。人の醜さといった露悪的要素が、クリーチャーや人物の贅沢な描き込み、そこから生ずる湿度の高さによって加速する。

ただ、ひとつ。ネタバレになるが、五年前の作品なので。新連載で警察官被りはまずい。さすがに変更してくるだろうが、一応。

おそらくニッチ層へのアプローチとなるか。週刊連載でも独自の画作りが続けられれば連載が続く可能性はあるだろう。ただ、万人受けしそうにはないなあ。

ライバルは予想できない。一人負けか、人気のない作品一つと、取って代わるかだと思う。もし連載にあたってバトル漫画に変更されていた場合は厳しいかもしれない…。

『Dear Anemone』1・2・3話の感想

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こんなところか。終わっていった作品よりも良い作品が連載されることを願う。特に今回は。『暗号学園のいろは』『アスミカケル』の後なので。半年後くらいにぐちぐち言ってそうではあるが…。 

新連載発表週の感想

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『暗号学園のいろは』総評&最終回の感想

『暗号学園のいろは』原作:西尾維新 作画:岩崎優次

 

ついにこの時が来てしまった(西尾維新先生に敬意を表して、おふざけ一切なしで)。 

総評

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まず、作品について。公式からの説明はこんな感じ。

来たる世界大戦に備えて、暗号解読に長けた少女達が集う軍人学校。その名も『暗号学園』!! そんな高校とは露知らずに入学してしまったいろは坂いろはは、ひょんなことから学園生活を懸けた暗号バトルに巻き込まれることに…。苦戦するいろはだが、その手にはあらゆる戦争を停められる鍵が握られていて…!? 十五の少女達が、銃後で暗号を解く!! 奇想天外な学園ミステリードラマ、開幕!!

[第1話]暗号学園のいろは - 西尾維新/岩崎優次 | 少年ジャンプ+ (shonenjumpplus.com)

なんてことない普通の主人公・いろはが入学したのは、暗号を解いて解いて解きまくるスパルタ学校――暗号学園!

迫りくる暗号ラッシュに息も絶え絶えのいろはだったが、そこに凍という謎の人物が現れ、これまた謎の眼鏡を託す。実はこの眼鏡にはとんでもない謎が秘められており...。

『暗号学園のいろは』|集英社『週刊少年ジャンプ』公式サイト (shonenjump.com)

…おおむねこの通り、「暗号」を軸にした人間関係やバトルが魅力の漫画。

まず、とにかくニッチ。「暗号」に「戦争」を絡めた、ある意味タイムリーな題材。よくジャンプで連載したな、と。万人受けしないのは最初からわかっていた。狭く深くを地で行く作りになるのは必定。

作中にも試行錯誤の跡が見える。初期に出現した暗号は高難易度でまさに暗号解読。読者も頭をひねって解読に参加するような構造だった。暗号を軸にした話作りで、癖が強いのを大前提として、言ってしまえばミステリー漫画の文脈で読めるので、そこまでコンセプトに無理があるとは思わない。ただ、とっつきづらかったことは否めない。

その一方で、後半の暗号(具体的には、バームクーヘン食べた辺りから)は、暗号はよりシンプルでゲーム性を追求したものとなり、暗号というよりクイズやバトルルールのようなものへと変わっていった。お話も、キャラクターが暗号で戦う様子を描写することで、バトル漫画的なものへと移行していった。

注目すべきは、この移行がある程度成功したこと、その要因の大部分が、キャラクター人気に依るものだということだろう。ここで作画・岩崎先生の絵がめちゃくちゃうまいことが活きてくる。

一年間全く崩れない画力。クラスメイト+α分のキャラ(女性限定)をある程度一気に出せる&書き分ける引き出し。動きのあるポーズもお手の物。一人ひとり筆跡を変えてある…といった具合に、初週刊連載とは思えないクオリティ。暗号に興味がない読者にも絵で魅せることができたのが大きい。だって、ホントにうまいんだもん。

話も、細部まで凝った作り。いままで追ってきた読者が損しない出来。184的にも、あの西尾維新の言葉遊びを直で体験できたのは嬉しかった。2話でクラスメイト全員一挙登場させたときは大丈夫かなあと思ったが、最後には結果的にほぼ全員の見せ場が用意されていた。素直にすごい。風呂敷の畳み方も見事。密度の薄い回は一度もなかったと断言できる(そのぶん文字数も多かったが)。

ただ、全編を通して、新規への目配せは一切なかった。盤外で話題になったこともあったが、新規がどれだけ来たのかは未知数。キャラクターは人気出てたけどね。定期的に購読していない読者が気軽に読める内容になっていないと、読者数が尻すぼみになってしまうのは否めない。(我らが)『PPPPPP』と同じような要因で順位が下がってしまったという感想。

そうはいっても、このコンビだったからこそ、1周年を迎えることができた。と思う。

「いろはにほへと」の全7巻。クオリティーの高い短編漫画だと、胸を張って言える作品だと評したい。

最終回の感想

ありとあらゆるところに仕掛けがあるのはわかっていますが、中途半端に触れるのも忍びないので大きなところだけ。

二年後の暗号学園。髪型変えるの好きだね、西尾維新カストリ雑誌の風刺漫画(おそらく著:いろは父)が潰されててよかった。ラスボスかなあとか思ってたんだけどね。

勿忘草和音。やっぱりいた。マダミスから引っ張ってきた設定。いろはにどことなく似てるのは気のせい?

夜鳴鶯アンヴィシャス。お馬さんに「ZANGO UNI」とあるので、塹壕学園大学(?)所属なのか。ほぼ女子校にいたいろはと、ほぼ男子校(少なくとも塹壕学園は男子校なハズ)にいたアンヴィシャスの対比。難易度7の問題に、一兵卒として挑むいろは。まーーーーーーーーー絵がうまい。岩崎先生馬好きだもんね。

おしゃれなエンドロールも加わって、映画のようなヒキで〆。全編通して多弁だったこの作品が、絵に全てを委ねているのが感慨深い。

I SEE GOALED READING!

とてもあざやか。

最終回掲載週の全体の感想

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週刊少年ジャンプ(2024年10号)の感想

ONE PIECE尾田栄一郎

ドリー・ブロギーの再登場はアツい。集大成感が急に出てきた。

『あかね噺』原作:末永裕樹 作画:馬上鷹将

散々もったいぶった父親が、どっしりと存在感を見せているのが素晴らしい。話作りに信頼が置ける。あかねとの再会が話の流れであっさりとしているのも、風情があって良い。

『魔々勇々』林快彦 

非シリアス回の筆の乗り方が良い。過去の読み切りを読んで思い描いてたやつがある。

『アンデッドアンラック』戸塚慶文

「サマーソルト」でガイルを察した(週刊連載でスト6やりこめるのはさすが)。そして相変わらず展開が早い。地道に進めてもまだまだかかりそうなので早い分にはいい。

『ツーオンアイス』逸茂エルク

競技人口が少ないとライバルでも全員仲間。わちゃわちゃ具合が素直におもしろい。キャラ立ても結構うまいと思う。 素性不詳のキャラも出てきたし、まだまだ読みたい。

 

『暗号学園のいろは』原作:西尾維新 作画:岩崎優次

いままでありがとう。詳細はこちらで。

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新連載について

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手がかじかんでうまく打てないよう。色々他で書いたので今週はちょっと少なめで。

先週の感想

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次週の感想

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週刊少年ジャンプ(2024年9号)の感想

 

 『SAKAMOTO DAYS』鈴木祐斗

南雲って変装できたよね。そういうことだ。

『鵺の陰陽師』川江康太

クリーチャーのデザインがキモくてよい。どれだけ寄り道してもバトルは外さなそうなのが安心できる。箸休めもいい。変な笑わせ方してくる。ヒキの狂骨は予想外でワクワクする。

グリーングリーングリーンズ』寺坂研人

今週は良かった。読み切りの要素も顔を見せつつ。このまま渡米しても面白そう。全然ゴルフの試合しなくても読んでられる。

ただ、ゴルフへの覚悟を示してるんだろうが、部屋の物売ってレッスンにつぎ込んでるのはちょっと引いた。熱しやすく冷めやすいんだから、ゴルフに飽きたらほんとに何も残らないじゃないか。そういう意味で、「興味を持った」モノを上書きして売っちゃうのはもったいないなあ、と思ったり。

『カグラバチ』外薗健

双城が最期までチョコたっぷりで良かった。そして、味方だった神奈備が敵に回るのか。あくまでも復讐者なのがよい(先週も言ってた)。絵だけじゃなくてストーリーにも引き込まれている自分がいる。そういう意味で、 『SAKAMOTO DAYS』との差別化は出来てると思うんだが、いかがでしょうか。あと、節々からナルトイズムを感じる(ナルト未読なのにこんなこと言ってごめん)。顔の描き分けもうちょい頑張って欲しい。

『ツーオンアイス』逸茂エルク 

【召命】に笑う。

内容は良かった。盛り上げ方がうまい。週刊連載のしんどいスケジュールのなかで出来る限り描いていると思う…。

金未来杯結果発表

優勝は『カンヴァステラ』。順当。

金未来杯の感想記事

読み返したら恥ずかしくなった。

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先週の感想 

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次週の感想

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『対世界用魔法少女つばめ』15話の感想

第15話♡119

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三人のカラー。泪の箒は緑。怠惰の思念と同じ色。穂先にあたるハートは思念に。劇的なヒキで終わった先週からは想像もできないような絵面。
夜中の3時ごろに悲鳴で起こされるつばめ。スマホだけ手描きじゃないのでちょっと浮いてる。
逃げる泪と変身するつばめ。目線の先にはミニ思念(怠惰)。触っても平気なんだね。
駆除しつつ部屋へ。藍能が大変な目に。救急車を呼ぶ(早着替え)。人造人間だったはずだが、内臓なんかは原型を保つ。
泪が怠惰の思念を出したとのこと。ソウルジェムが濁ってしまったか…。とはいえ、泪の感情が「怠惰」だったかと言われると微妙。思念が魔法少女から生ずるということは、魔法少女自身が「そう」思ったなら「そう」なるということか。
119もできなかった泪に「おい」。友達とはいえ、盲目的にはならない。
二人を対比させて。思念がたくさん生まれちゃってますね。
ちょっと語ろ!

コマがでかい。

前回の感想

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次回の感想

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週刊少年ジャンプ(2024年8号)の感想

『SAKAMOTO DAYS』鈴木祐斗

南雲の株が下がったためしがない。楽の「肉を切らせて骨を断つ」戦闘も見ごたえがある。が、南雲に余裕があるので。絵が素晴らしいのはもちろん、視線誘導が上手い。漫画がうまい。

『鵺の陰陽師』川江康太

1話で4回くらい出てきたあいつが久々の登場。兄妹(特にシトツ)にとっては仇なので、手が出ちゃうのも仕方なし。妙なノリも健在。

『逃げ上手の若君』松井優征

『キングダム』の武将顔見せの時と同じような高揚感。宇都宮公綱がお気に入り。

『カグラバチ』外薗健

剣戟のリスク――負傷を漫画に落とし込みづらいという問題をハードコアに回答。お茶会にてお団子=相手の信念を飲み込んだ上で、肯定する。復讐者としての肯定である。実際、刀を作って綺麗ごとは吐けない。家族の椅子から降りて、代弁者にまで降りたところが堅い。一貫して堅い。この堅さが物語を良く冷やすのだ。素晴らしい。『PPPPPP』で鍛えられた184にはこの程度のわかりにくさは許容できる。残り時間の演出はもう一息欲しかった。

新時代を託すべき漫画なのかもしれない。

『暗号学園のいろは』原作:西尾維新 作画:岩崎優次 

圧巻。読めばわかる。この漫画をリアルタイムで読めてよかった。

『アスミカケル』川田

実際の試合を、識者の解説を聴きながら観戦している感覚。リアルな手触り。

 

どの漫画が「卒業」しても、後悔すること間違いなし。絶妙なバランス。

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