雨宮ケント先生、お疲れさまでした。
…初めにおことわり。184は物語リタイア組です。なので、短くふわっとした感想になります。あと、最終回の感想も割愛します。あしからず。
総評
まず、作品について。公式からのあらすじはこんな感じ。
理不尽を許さぬ正義の風紀委員・朝風弥宵。その前に現れたのは心優しき自由な転校生・涅森蒼葉。ある時朝風が目にしたものとは、累(かさね)と戦う蒼葉の姿だった。心に影を落とす強い情念や負の思念、それを媒介に、人々の心と体を乗っ取る存在。
理不尽や不条理から正しさを守るため!己の覚悟のため!!剥離師・蒼葉と朝風による"累"をめぐる物語!新鋭が紡ぐ新時代オカルトアクション開幕!
…というバトルものなんだけど。
正直、序盤の印象のまま。↓
確かに、絵はうまい。戸神も人気出てたし。
ただ、話は全く味がしない。序盤の剥がし屋も、バトルも、なんなら朝風の存在すら持て余してしまった。
キャラクターについて、デザインとしての描き分けはうまくいっていたが、キャラクター像の記号化がうまくいっていないので、キャラクターについてよくわからない状態で、よくわからない事をしていた。というのが全体の印象。
過度な記号化はキャラクターを陳腐にさせる一方、ある程度記号化しておかないと、つかみどころのないキャラクターになって、読者はその人物に興味を抱けない。ここの調整は難しいけど、キャラクター先行で漫画を描くなら意識しておくことが大事である。なんつって。
と、いうことで。絵だけは手放しに褒めたい。原作付けよう。
最終回掲載週の全体の感想
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