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漫画の感想。

週刊少年ジャンプ新連載について(2024年2月)

新連載が来るらしい。しかも2つも。

①『超巡!超条先輩』沼駿

11号からの新連載は沼駿先生の『超巡!超条先輩』。先生は過去にジャンプで左門くんはサモナーを連載していた経験あり。同名の読み切りが2023年21・22号に掲載してあったので読んでみた。

超能力をもつ巡査と新米警官の、やや低年齢むけのコメディ。絵は安定している。内容はコメディ全振り。184にはnot for meだったが、連載経験者ということもあり期待できる。

現在のジャンプは、コメディ・ギャグ枠が少ないという現状にある。『ロボコ』と『ウィッチウォッチ』だけ。最近の新連載は、看板漫画の後継者探しの意図もあったのか、バトル漫画が追加されることが多かった。コメディ系の新連載も無いことはなかったが定着せず。大外ししない経験者を投入して、もう一枠あっても良いくらいのコメディ・ギャグ枠の拡充を図ったか。

上記より、おそらくライバルはいない。競うとしたら『ウィッチウォッチ』か。ただ、そうなればハードルはとても高い。『ロボコ』とは共存する気がする。

『超巡!超条先輩』1・2・3話の感想

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②『Dear Anemone』松井琳

12号からの新連載は松井先生の『アネモネ』。先生の読み切りはジャンプ+に複数掲載されているが、ここでは、おそらく今回の連載作品のモデルであろう『Anemone』を紹介する。

shonenjumpplus.com

能力・非バトルのヒューマンドラマ系漫画。独特です。絵が。非常に。パワーのある絵を最大限活用した画面作りになっていると思う。具体的には、生々しく、ホラーチックな演出。人の醜さといった露悪的要素が、クリーチャーや人物の贅沢な描き込み、そこから生ずる湿度の高さによって加速する。

ただ、ひとつ。ネタバレになるが、五年前の作品なので。新連載で警察官被りはまずい。さすがに変更してくるだろうが、一応。

おそらくニッチ層へのアプローチとなるか。週刊連載でも独自の画作りが続けられれば連載が続く可能性はあるだろう。ただ、万人受けしそうにはないなあ。

ライバルは予想できない。一人負けか、人気のない作品一つと、取って代わるかだと思う。もし連載にあたってバトル漫画に変更されていた場合は厳しいかもしれない…。

『Dear Anemone』1・2・3話の感想

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こんなところか。終わっていった作品よりも良い作品が連載されることを願う。特に今回は。『暗号学園のいろは』『アスミカケル』の後なので。半年後くらいにぐちぐち言ってそうではあるが…。 

新連載発表週の感想

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