184

漫画の感想。

週刊少年ジャンプ(2023年47号)の感想(のつもり)

アローラ。

『SAKAMOTO DAYS』

舞台作りをしっかりと丁寧に。望まれている戦闘描写を作るための割り切りが潔い。

『僕とロボコ』

先週取り上げなかったが、結構好きな話。沢田ユキオ風味の昭和ギャグロボコがお気に入り。5億部様がまんまルフィ。ていうか、ああいう感じのキャラクターって『ONE PIECE』がハネたから増えたのか、もともと多くいた中でハネたのがルフィなのか。鶏が先か卵が先か。ちょっぴり気になる。
『ツーオンアイス』
すごく応援したい漫画になってきている。呪いと救い。ジャンプラの読切には腐るほどあるジェンダーのお話に首を突っ込んでいるが、見せ方が巧みでくどさを感じない。もしかしたら背景のキラキラに騙されているかもしれない。決めるところがどっしりと決まっている印象。たっくんの魔性の男感。書き分けはうまくいってない気がするので、これからも狭く深くの世界観でいこうか。

『ZOOKEY!!』

金未来ラスト。こちらで。
jdmgajdmga.hatenablog.com

『呪術廻戦』

肝心なところでふざけちゃうのが呪術のノリ。184はどちらかといえばノリきれないし、今回のも半ば置いてけぼり。ただ、どういう戦いになるのかはかなり気になるので、がっつりとページを割いてほしい。高羽勝っちゃえば?

『あかね噺』

イカサマバレバレ(184でもすぐわかった)丁半からの修行パートへ。特筆したいのは雲うんの扱い。からし・あかねと比べてべっつりとモブで、丁半では大負けするわ、稽古もつけてもらえないわ(更に、該当コマでは吹き出しが顔にかかって2人を邪魔しないようになっている)という待遇を受けている。でも、ちょう朝からのフォローが入る。ここに、この作品の真髄がある。
唐突だがポケモンの「最初の3匹」に生ずる問題を思い出す。だいたいプレイヤーが1匹、ライバルがもう1匹引き取る。では、どちらからも選ばれずに、余った1匹はどこへ行くのか?ライバルが2人以上いたり、盗まれたりと多様なアプローチが本編でなされているが、中でも『剣盾』の回答が良かった。2匹が選ばれたあと、最後の1匹をチャンピオンが選ぶさまがきちんと描写され、物語の最終盤、忘れた頃に手持ちの1匹として、成長した姿でプレイヤーと対峙する。そのとき、選ばれなかった1匹は、物語の裏で成長していた、生き物としてのポケモンの側面をプレイヤーに改めて思い起こさせ、『ポケモン』という世界観の奥行きをより深める役割を果たしている。
…要するに何が言いたいのかというと、作劇上役割を持たない「モブ」も、扱い方次第で役割を持たせられるぞ、と。その観点から言うと、雲うんはいなくても、そのままフェードアウトしても物語上まったく構わない。それでも、ちょう朝は雲うんをフォローした。この瞬間、ちょう朝と雲うんは(二次元だが)奥行きのある人間性を獲得する。神は細部に宿る。作品の世界観作りはこうした細かな描写の積み重ねによって形作られていく。『あかね噺』の安定感の理由を、がっこりと見せつけられた。

『アンデッドアンラック』

風子がなんでも屋さんになってる気がしないでもない。まあ2週目だしいいか。そして、満を持してじゃんぜりとアンディ登場。素直に熱い。

名ばかりの最速更新はやめて日付変更前に床に就いたら目覚めの良いこと良いこと、これからは月曜中に更新できればいいか、程度で。ポケモンの大会見てて、思考が引き寄せられた感は否めない。
先週の感想↓
jdmgajdmga.hatenablog.com

じゃんぜりはそもそも意味がわからん