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漫画の感想。

週刊少年ジャンプ(2024年14号)の感想

『あかね噺』原作:末永裕樹 作画:馬上鷹将 

巻頭カラーに痺れる。一気にスタイリッシュ。

落語ヴァース。落語世界の広がりを噺に昇華。わかる人にはわかる笑い(≒内輪の芸)が面白いのはどの内輪でも同じ。ある程度の背景を共有しているだろう、寄席に来るような落語好きにこそ刺さる落語。そりゃ面白いだろう。

ここで言う「内輪」は、物語上だけには収まらない。これまであかねが我々に演じてくれた芸を用いているから。つまり、読者も輪の内に入っている。序盤から『あかね噺』を追っていた人へのご褒美である。これまでの集大成にふさわしい噺。延長してもいいよ~。

『呪術廻戦』芥見下々

絵が途中すごいことになってるが、演出なのか間に合わなかったのかわからん。まだ本気があるということで、さすがに締めに来てる感がある。

『カグラバチ』外薗健

輪郭線なしのカラーがすごく素敵。こういうのがいいんだよ。

漣パパ。戦わずして格がめちゃくちゃ上がる強キャラ。能力開示によってチヒロらを足止めしつつ、読者も満足。新キャララッシュ。話を動かすのは数人だが、総数で言えば多めの作品。なのに結構凝ってる。いいね。あっさり殺されそう。

『Dear Anemone』

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『ルリドラゴン』眞藤雅興

おかえりなさい。絵の雰囲気がちょっと変わった(あと少し荒れてる)のは作者コメントで触れてた。仕切りなおさず、がっつり続きから始まるのは、「日常」を描くことを徹底してる感があって好き。

「話しかけないで」おもろい。ルリが表情豊かで良い。意外とぐいぐい行くところも良い。

と、何もなかったかのように再開したが、無理せず頑張って欲しい。

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