184

漫画の感想。

『対世界用魔法少女つばめ』2話の感想

前置き(前話の感想も含めて)

1話の感想はこちら。

jdmgajdmga.hatenablog.com

今考えると第1話、演出面はマポロワールド全開だったが、展開はおとなしめだった気がしないでもない(魔法少女ものをやる上での基礎工事だったとも言える)。逆に『PPPPPP』の1話は、お話が最初からぶっ飛んでいるものの(いきなり七つ子だもの)、画は今見ると地に足付けた少年漫画に寄せる努力をしていたような(もうしばらくすると「領域展開」するのはご愛敬)。そんな対比が見えてちょっとわくわくしてしまった朝。

もうひとつ。184は「魔法少女もの」には『まどマギ』でしか触れたことがないと前に言ったが、もう一つあった。福島鉄平先生の『ボクらは魔法少年』。…要するに、184にとっての「魔法少女」の概念には、50%「魔法少年」が含まれていることをご理解頂きたい。前置きおわり。

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では、本編。

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カラー。もっと高画質で見たい〜。帰ったらパソコンから見よ。

雑踏の中のつばめ。(おそらく)アシスタントの描いた人混みの中に、先生の描いたつばめ。ここまで絵柄が違うと、モブとつばめ(≒メインキャラ)を見間違えることはないし、違和感よりもつばめが強調される。他の作品の人混みとは一味違う、強調の雑踏。この手法、先生結構使うね。「3mm浮いてる」はドラえもん?上履きなのは、学校から変身したのか、もともとそういうコスチュームなのか。

泪の魔法少女CO。サイボーグの「対思念用魔法少女」らしい。起動コード詠唱で変身。1話のカラーでつばめの対になっていたあの人だ。めちゃくちゃ手が混んでいて描きづらそうなんだけど、このレベルなら週刊連載で描けるのがマポロ先生。泪は改造されて思念用、つばめは魔法で「世界用」(?)と、なんとなく展開の示唆。

トマホーク。「思ったことを形にできる」という1話の説明からしても、サイボーグである泪の自己認識から出た「サイボーグらしさ」か。

そして「ドギャボァァ」とビーム。つばめは怪獣かなんかなのか。思念はあっさり倒れる。「戦闘にページを割く気はないよ」という意思が垣間見えてとてもいい。登場人物らにとって戦闘は重要じゃない。読者にとっても。とってもね。

デロデロ溶ける思念。1話の思念はパリパリになって散っていったが違いは演出で済ましていいものか。多分。

ここからのページは色々と謎を残しているが、184じゃとてもわからないので以下に記す。判明したら追記するかも。

・思念はあといくつあるのか(物語の根幹なのでいづれ

・思念の色(赤と緑だったらしい。わかんないことばっかじゃん!)

・サイボーグかどうか調べる方法が存在すること、「もう少しで帰ってくる」とのことから、泪の同居人の存在(次回で分かりそう。逃亡の協力者か。)

そして藍能脳科学研究所の者が来たと。新キャラなのか新組織なのか果たして(マポロ先生にこういう展開読みはうまくいかないんだけども)。

ということで第2話どうだったでしょうか。先生はどちらかと言えば狭い人間関係、ミクロな心情を描くのがうまいほうで、前作は「登場人物を多くする」ことで世界観の広がりをコントロールしていたフシがあった。それに比べると今作は今のところ名前付きは3人のみと、このままいくとだいぶ小さくまとまったお話になりそう。←いや、2話でこんな細かいこと言うなよ。風呂敷は広げてから閉じ方を考えるモンだぞ。

…一人寸劇も悲しくなるのでこの辺で。あくまで感想なのであしからず。

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