新連載が来るらしい。しかも2つも。
①『グリーングリーングリーンズ』寺坂研人
来週からの新連載は寺坂先生の『グリーングリーングリーンズ』。「週刊少年ジャンプ」2022年7号に契機となったであろうゴルフものの同氏の読切『ゲイン』があったので読んでみた。
↓Twitterから読めるようになった。
一打に人生を賭ける!
— 少年ジャンプ編集部 (@jump_henshubu) 2023年11月27日
ハイプレッシャーゴルフ読切!
「#ゲイン」寺坂研人
(1/12)#漫画が読めるハッシュタグ#グリーングリーングリーンズ #wj52 pic.twitter.com/bNcZsLXyVB
まず絵が上手い。スポーツものをよく描く先生ということで、画力は的確。絵によるストレスは無いだろう。お話も良かった。限りなく現実路線。「金」という単純な動機はさっぱりしてる。全体的に高水準でまとまっている。このまま第一話にしても良いような出来。
苦境に立たされている『アスミカケル』のスポーツ枠を奪おうとするものか。ただ、『黒子のバスケ』完結後で脂の乗っていた藤巻先生が描いたゴルフ漫画が奮わなかったことからも分かるように、連載を続けるハードルは高い。現実路線でいくならもう一捻り欲しいくらい。まあその辺は考えてくれているでしょう。
②『累々戦記』雨宮ケント
再来週からの新連載は雨宮先生の『累々戦記』。元ネタの読切は「GIGA」2021春に掲載らしい。持ってないなあ。
かわりに22年30号の本誌に掲載された『シキガミ』を読んだ。
画力が素晴らしい。キャラデザも凝ってる。お話を上手く作っていれば大きなアドバンテージになる。
タイトルからしてバトルものだという予想に基づけば、ライバルは『カグラバチ』『魔々勇々』か。バチバチだ。今週の掲載順からしても盤石ではないこの2作だが、実力はあるのでここに割って入れるか。
こんなところか。終わっていった作品よりも良い作品が連載されることを願う。