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漫画の感想。週刊少年ジャンプ、新連載から完結作まで。+『対世界用魔法少女つばめ』全話完走。

『星交O者』第20話「終わらせてよ、よおた」の感想

第20話「終わらせてよ、よおた」

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感想

穴の空いたオクトちゃん。血すら出ないでピンピンしてる。この程度では、よおたもいちいち驚いてはいられない。
愛玩人形。やっぱりね。以前からの懸念が的中してしまった。超友だからこそ感じる、確かな違和感。願い星が星交者の望み通り、心なんて複雑なものをわざわざ無限パワーで復元するわけもなく、そんな血の通った手続きを取ることもない。

よく考えると、心を持った本物のオクトちゃんが願いによって復活していたのなら、見てくれを気にしない星交者の解釈によってはそれこそ「宿願」なわけで、そんなにうまい話はない。
オクトちゃんは気づいた瞬間、絶望。自分の心はただの模造品。身も心も、文字通り穴が空いてしまった。よおたも偽物には価値を示さないだろう。オクトちゃんのことだから、唯一の理解者を喪う恐怖や、(知らずのうちに)模造品で騙していた罪悪感もあるかもしれない。

ご学友の使役。「ぶっこわす」の対象には自身も入っていることがよくわかる。
よおたの逆襲。連撃。オクトちゃんと違って覚悟は決まってた。オクトちゃんがうるさいので一喝。超友として、オクトちゃんはオクトちゃん。
オクトちゃんのために願いを叶えるんじゃない。オクトちゃんを失った絶望から引き戻してくれた、「君」を絶対に手放さない。一貫して願いは自分のために叶えると。愛玩人形だったとしても、それを受け止めた上でオクトちゃんとして愛するってことか。

よおた側からの熱烈なアプローチに思わず一同赤面。ぽっ。士別三日、即更刮目相待。
オクトちゃんは蘇るんだから。完全に盲点だった。素晴らしいワン・アイデア。蘇ったオクトちゃんもオクトちゃんだと認識することで、本物との思い出だけでなく、蘇ったオクトちゃんの思い出にも願いの力を適用する。

能力発動にオクトちゃんの状態があんまり関係ないのがよかったね。オクトちゃんの能力が精神状態に依存してたら、ここまで綺麗に捲れなかっただろう。
さあ、反撃開始。

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