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漫画の感想。週刊少年ジャンプ、新連載から完結作まで。+『対世界用魔法少女つばめ』全話完走。

『星交O者』第21話「蘇ってよ、オクトちゃん2」の感想

第21話「蘇ってよ、オクトちゃん2」

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感想

甦った後まで再演の対象。願いの力はかなり融通が利くのは知っていたが、ここまでとは。前回も言ったが、これは184も想定外。

自爆少女もたまらず反撃も、ほぼ効かず。もしかしたら、オクトちゃんは甦りつづけているのかもしれない。無敵モードってやつだな。壊そうとしたものが復活し、これまで以上に積み上がってしまった。眼前でこんなものを見せられては、全身全霊で壊しにかかるのも必定。すっごい悪役みたいな変身を遂げて、全てを蹴り飛ばそうとする自爆少女。ただ、この勢いは止められなかった。(役不足警察だ!)

怪獣を倒したことを「再演」。このテクニックに気づけば、思い出が枯渇することはほぼ無いと言っていい。本物のオクトちゃんと甦ったオクトちゃん。よおたにとって、ふたりの初めての思い出はこの「オクトンハンマー」。

勝負あり。まどろむふたり。口をとがらせつつも、どこか柔らかい表情のオクトちゃん。前話で完全にオチている。

こっからの展開がちょっと難しいんだな。

身体が戻る。倒すべき星交者はあとひとり。つまりほぼ元のままに戻るハズ。嫌な感じ。乗っ取られる。消えていく。顔が変形。のち、馴染んでオクトちゃんに。この天女のような雰囲気はまさに本物。頭の願い星も花へと戻っている。そして、オクトちゃんの後ろには前々から生き残りが示唆されていたおおきな願い星。驚くよおた。

さて、どう解釈するかな。まず安直に思いつくのが、人形のオクトちゃんに戻ったのが「魂」で、本物のオクトちゃんに人形のオクトちゃんが上書きされた説。説というか、アオリや「乗っ取る」の発言からしてまず間違いなさそう。

オクトちゃんの後ろにある願い星は、オクトちゃんの願い星なのか、オクトちゃんを使役する何者かの願い星なのか。うーん、ここが難しい。どっちもありそうなんだよなあ。

例えば、前者の立場をとるならば1話の「流れ星」のやり取りが効いてくる。子どもの頃、流れ星に願いを強く望んでいるのは、オクトちゃんのほう(1話20頁あたりから)。もしかしたらよおたよりも前にオクトちゃんが願い星に願っていたのかも。「超異常を全部やる」なんて願いだったなら、今回の願い星乱立騒動も、超異常のオールスターということで筋が通る。よおたの願い星がそっくり消えているのも不思議である。ただ、気になるのがオクトちゃん(本物)の一人称。「私」なんて他に使ってる場面あったっけ。

オクトちゃん(本物)とオクトちゃん(人形)の二者択一になるのかも?解釈がむずかしいねえ。

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また来週。

 

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