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漫画の感想。

『対世界用魔法少女つばめ』39話:無能の感想

第39話:無能

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ド直球のタイトル。荒廃した建物と、♡の空。今回は話数の後ろが♡ではなく:。過去回想だから?もしそうなら以前のはがっつり見逃してるなあ。

心心を崇め奉る科学王朝。KOKO自体は科学技術の結晶で、それを崇拝することが現代において起こりうるかは怪しそうだが、それだけKOKOにカリスマがあったということか。KOKO自体に政治能力はなさそうなので、シンボルとしての女王であり(天皇の代替)、実際には現実の日本と同じく、民主主義を採用していると思われる。

ただ、外からみれば、古代から続いている天皇制からの移行。それも君主制から君主制。しかも信仰の対象ときたもんだ。心心が玉座に座るに至るまでに、相当血が流れたのではないか。

IKNOWALLは王家の人間。本作の科学王朝における「王家」は①心心の一族、②KOKOの開発者、③その両方が考えられるが、藍能だし開発者枠だろう。だから先週から回想の二人には王冠が付いてたのか(王冠はそういう技術ってことで)。

藍能桜流。いい名前。友達を補充。人として見てない感じ。改めて考えると、心心がKOKOになる前から交友があった「友達」は緋薔薇だけなのか。

シロ。おにぎりこぞう。何でもできる技術で年齢操作。IKNOWだから、なんでもできる。

戦争に魅入られる。どうしてもかっこよく見えてしまうから、安易な美化・美談化は危険。今も昔も。わかっていながら、それでも。非科学的な科学力で世界に対して連戦連勝していくKOKOに心を奪われてしまうのはやむなしか。まあ、実際戦ってるとこ見たらかっこよさそうだもん。しょうがない。

こうして桜流は憧れた。そして力を求めた。その熱は性別の枠を取り払うほどに(まあ、そこまで「少女」にはなってない)。

熱い鉄もいつかは冷める。冷静になって一転、楽しいことが終わって、後片付けのフェーズに。世界に轟くKOKOの力は、空を染める程度には暴走している。隣で戦った者としての責務は。心心への対応は。そんなことをやるために、魔法少女になったんじゃあない。

義理も責任も地獄へ持ち逃げ。……のはずが。KOKOは思念を生み出した。逃げ切れなかった桜流は、SUPERBIAに。これで心心と会ったら相当気まずい。晴れた空を見てALLは何を思ったのか。

(大変申し訳ないのですが、①戦争終了時、空ってなんで♡になったんだっけ?②ALLが復活した時、なんで空晴れてんだっけ?のふたつがわからないまま、この文章を書いています。早く単行本出ないかなあ。)

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