新連載が来るらしい。しかも3つも。
- ①『魔男のイチ』原作:西修 作画:宇佐崎しろ
- 『魔男のイチ』1話の感想
- ②『しのびごと』 原作:たけぐし一本 作画:みたらし三大
- 『しのびごと』1話の感想
- ③『白卓 HAKUTAKU』 石川光貴
- 『白卓 HAKUTAKU』1話の感想
- 新連載発表週の感想
①『魔男のイチ』原作:西修 作画:宇佐崎しろ
41号からの新連載は『魔男のイチ』。原作を西修先生、作画を宇佐崎しろ先生が担当する。
なんと!西修先生といえば、あの「週刊少年チャンピオン」の中軸『魔入りました!入間くん』の作者その人であろう。「マガジン」から和久井先生がやってきたように、他誌のエース級がジャンプに集ってきていて、とてもワクワクする。
宇佐崎しろ先生は以前ジャンプに『アクタージュ』を連載。かなりの有望株だったらしいがアレにより連載終了へ。宇佐崎先生には全く非が無かったため、復帰を待ち望まれていた。
勉強不足につき、184はどちらの先生の作品も読んだことが無かったので、せめてと思い『入間くん』1話を読んでみた。
↓1話試し読みできます。
……やっぱり1話じゃなんもわからん。ただ、評判を見る限りでは、少年漫画らしくまっすぐ少年&女性層に受けていそうな感じがするので、王道かつ「光」の漫画になるのでは、と期待している。宇佐崎先生の絵柄もきれいだしね。
ジャンルは、魔法ハンティングファンタジー。また、あらすじから察すると、タイトルの「魔男」は魔女と対になる用語のようだ。近年のジャンプだと西洋ファンタジーが長期連載になった例は『ブラッククローバー』くらいしかないので、険しい道となりそうだ。
競合は……思いつかない。面白ければ続くと思う。ただ、誌面も煮詰まってきた感があり、『キルアオ』『超巡』『アストロ』の他に脱落しそうなのは新連載組(6月)とアニメ化組しかいない。そう考えると、少ない席の奪い合いはちょっと面白そうかも。
ジャンプに新しい風をもたらして欲しい。
『魔男のイチ』1話の感想
②『しのびごと』 原作:たけぐし一本 作画:みたらし三大
42号からの新連載は たけぐし一本先生&みたらし三大先生のコンビによる『しのびごと』。
たけぐし先生&みたらし先生コンビは、以前ジャンプにて『アメノフル』を連載。結果としては約20週ほどの連載だったが、持ち味を十分に発揮したと聞いている。
現時点の情報から推察すると、日本古代において、天皇を筆頭に、貴族が亡くなった際に同輩・臣下が上表する「誄」のこと。……ではなく、主人公が取っているニンニンポーズからしても「忍び」だろう(古代史ジョーク)。
また、忍びの割には現代的なカーディガンを着用し、背景の英字で書かれた文書から考えると、「現代/学園/忍者/ファンタジー」ものになりそう。
現代日本を舞台にした(或いはそれに準ずる技術を持った世界での)漫画はジャンプに多いので、味付けでどう区別していくのか注目だ。バトルもするなら、『カグラバチ』とは被らないようにと願うばかりだ。
ちなみに。
みたらし先生は絵の技術がかなり向上していそう。楽しみ。
ばーん💥#indie_anime pic.twitter.com/lSivhHun1K
— みたらし三大 (@mitarashi_santa) 2023年11月6日
(2024/9/9追記)ジャンルはポップでクールな秘密の護衛忍者譚。←なにそれ。
高校生に擬態して、女子高生を危険から守る護衛忍者。そもそも主人公が若く見えるのに高校生じゃないのか、とは思ったが(忍者は高校に通わないなら話は別)、だいたい予想と同じようなジャンルになりそう。
わざわざ「護衛忍者譚」としたのも、おそらく忍者のヨダカくんが次々に任務をこなす「お仕事もの」というよりは、ボーイミーツガールの側面が強い「学園もの」だと推測できる。
(2024/9/16追記)本作のプロトタイプがジャンプラにあったので掲載。リサーチ不足ですみません。
『しのびごと』1話の感想
③『白卓 HAKUTAKU』 石川光貴
43号からの新連載は 石川光貴先生の『白卓 HAKUTAKU』。
石川先生は2014年「金未来杯」出場者らしい。先生の漫画は、ジャンプ+で読切『藤沢ゾンビタイムブルース』を読むことができる。読んでみた。
どことなく小洒落た一挙手一投足。さっぱりとした演出が趣深い反面、コテコテの台詞と展開が、2人の友情を際立たせる。絵もそつない。話はそこそこ。本誌にはあまりいないタイプの作家さんだと思う(強いて言えば『アンデラ』『キルアオ』ぽさがある?)。
現時点での情報から考察すると、…うーん。スマホ、コントローラー、ヘッドホン、パソコン…。なんだろう。
ゲームものかな(「ゲームもの」ってなんだ?)。eスポーツとか?そういう感じかも。それか、メイン二人のヒューマンドラマ系か。デジタルガジェットを軸に。あんまり情報がない。
一枚絵だけで想像するのも悪いが、目がデカい。ちょっと不安。
もうちょい情報が出たらまた追記することにする。
(2024/9/16追記)ジャンルは高校生バディゲーム制作物語。
へえ、面白そうじゃん。最近こういうの無かったし(直近だと『テンマクキネマ』か?)、期待。
作るのがゲームなところに時代を感じる。本来の読者層たる少年世代にウケるなら、かなり評判になりそうだし。そうなると、どこまで専門的な話をするのかがカギだなあ。プログラミングの話されても漫画的はにおもしろくならなそうだし。
あとは、作中作(ゲーム)の面白さを漫画でどう伝えるか。面白い試みだと思うし、どう表現するのか楽しみです。
『白卓 HAKUTAKU』1話の感想
最終回。
新連載発表週の感想
新連載・最終回など個別記事の感想一覧