新刊で気になり購入。
https://www.aozora.gr.jp/cards/001566/files/52504_49667.html
原文は軽めの古典文法(森鴎外の『舞姫』くらい)が使われている。本書では現代語訳になっているので、特有のとっつきづらさが解消されているか(ある程度古文に親しんでいる人なら原文でも読めるが)。もっぱら新谷氏の注と付録が目当てだったが、その価値はある。民俗学や妖怪に興味がある人の「はじめの一冊」に適していると思う。
先日、NHK教育で『怖い絵本』たる番組が放映されていて、
https://www.nhk.jp/p/ts/LRPVQQZRV3/
その一つに「かっぱ」の話があった。原作が『遠野物語』だったので、河童が赤い。『妖怪ウォッチ』育ちの子供は面食らうかもしれない。話もそのまんま『遠野』だったので『絵本』とするにはエグい。Eテレのこういう番組は好きだ。タイムリーな体験になった。かっぱっぱ。