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漫画の感想。週刊少年ジャンプ、新連載から完結作まで。+『対世界用魔法少女つばめ』全話完走。

週刊少年ジャンプ(2025年12号)の感想【載ってる漫画全部面白い】

今週、文字通り端から端まで面白かった。暗黒期だの再建期だの巷では騒がれてますけんども、今の連載陣はみんな脂が乗っていておいしい。すなわち旬。お買いどき。おひとついかが。

『ウィッチウォッチ』篠原健太

巻頭カラー。狙いすまして良い話を持ってくるところを見ると、まだまだ戦える。

 

『Bの星線』林守大

こちらで。非常に良質な読切。

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『悪祓士のキヨシくん』 臼井彰一

絵が好き。読んでるだけでジャンプ内に個性が出るいい塩梅。ワンピースのいい所を良く取り入れている(前も言ったなこれ)。ネハン君とジャックジョーも、どう戦うのかと思ったらそうきましたか。秀逸

 

『僕とロボコ』宮崎周平

くだらなくておもしろい。ちょうどロボコに求めるスタンス。小学校の雑誌からジャンプ連載者が出てるの笑う。

 

『魔男のイチ』原作:西修 作画:宇佐崎しろ

看板目指してくれるようで、184はうれしいよ。シリアスを絵で魅せて、ギャグは誇張しすぎない。宇佐崎先生の絵は「静」に強いな。ともかく、師弟関係を真剣に書ききってくれたことで今後の縦軸が俄然気になってきた。毎度ヒキも強い。男だ!

 

『エンバーズ』原作:車裂圭 作画:西井聡太郎

こちらで。

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『逃げ上手の若君』松井優征

天下の趨勢を争う兄弟・血族の因縁と、天下を贄に愛を選ぶ時行の対比。数週淡々と進めてきたおかげで対照的な感が際立つ。

ときゆきは もう にげられない!

そんなことより。

来週は~?袋とじ!袋とじ!「逃げ若SAGA」だああああああああああああああああ(アプリだと年齢制限がかかるからWEB版かなあ~???)

(ありそうなのは時行側も時間が一気に飛んで子どもがある程度大きくなった状態から始まる通称「夜桜」現象だが果たして。)(「夜桜」現象は今週と来週の間にあったであろうアレのことを指す人もいるが、未だ定説を見ない。)

 

『あかね噺』原作:末永裕樹 作画:馬上鷹将

もう「領域展開だ!」とかキャッキャしてた時代が懐かしい。念能力じゃん。酸素濃度を低下させる妖怪じゃん。とはいえ、フランスで修行した結果、あの伝統的な日本の夏を表現できるようになったのは結構おもしろい。これが相対化か。

 

『ひまてん!』 小野玄暉

作画がちょっと変わった。具体的にはをより大きく、の情報量を多く。「目は口ほどに」なんとやらとも言うが、漫画はまず絵から見て、台詞に移るのは万人共通だろう。ならば、漫画において表情を伝えるパーツが大きくなるということは、よりキャラクターの心情が我々読者に伝わるようになったということ。感情の駆け引きを楽しむラブコメものならば大事な要素だろう。心強い。ただ、「天下を捨てればヒロイン三人くらいは難なく総取りできる」ことを忘れてはならない。

あう!

 

『鵺の陰陽師』川江康太

狂骨ママのキャラクター、好き。川江先生の「元気」「お転婆」表現が毎回そっくりなので天丼的な面白さも含みつつ、代葉の過去は笑っていられない。

藤乃家、そりゃちょっと万死に値しねえか……?

 

『願いのアストロ』和久井健

内容云々よりも、バトルシーンの勢いに価値がある。見開きのパワーは、巻末付近に置いておくのがもったいないくらい。ガノンドロフみたいな漫画。スマブラの。

 

『ルリドラゴン』眞藤雅興 

ま、またギスギスしてる……。

 

先週の感想

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次週の感想

一週ぶん飛びました。はい。

 

週刊少年ジャンプ感想一覧 

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