- 『逃げ上手の若君』松井優征
- 『ONE PIECE』尾田栄一郎
- 『アンデッドアンラック』戸塚慶文
- 『カグラバチ』外薗健
- 『ひまてん!』小野玄暉
- 『魔男のイチ』原作:西修 作画:宇佐崎しろ
- 『ルリドラゴン』眞藤雅興
- 新連載について
- 先週の感想
- 次週の感想
『逃げ上手の若君』松井優征
時行の婚期。少年誌ではやりづらそうなテーマだが、『逃げ若』は郎党含めがっつりやる姿勢だったので。松井先生こういうの好きそう。その上でホントにやりづらい伝承を「ゴシップ」で処理するのは賢明。
鈍感系主人公たる殿への必死の諫言。こうかはばつぐんだ!
ネットで軽く確認しただけでも、複数の正室を持った例は結構あるみたい。まあ、正室は戦国時代だと、家格とか家の関係が大事で考慮されたと聞いたことがある。もしその流れが遡ること鎌倉末期から存在していたならば、鎌倉幕府執権殿の正統後継者の正室がよくわからん便女だったりしたら凋落もいいところだが、まあ、幸せならいいんじゃあないかな。
『ONE PIECE』尾田栄一郎
まさかのシャンクス別人説(シャンク説)が大当たり。兄弟にしては顔が似ている&年齢差がないので双子か。またルフィたちの障壁が一枚増えた。ホントに終わらす気ある?この漫画。
『アンデッドアンラック』戸塚慶文
戸塚先生、お疲れ様でした。
『夜桜』と並んで中堅としてジャンプを支えていた作品。その特徴は、スピード感と類を見ない程に練り込まれた展開。
特に序盤のテンポはすさまじく、あれよあれよという間にUNION加入へ。リアルタイムで追ってなかった184は単行本で読んだが、加速度的に広がっていく世界と物語はとても魅力的だった。それに加えてUMAだの理だのラグナロクだの、何度読んでも読み切れないような設定の数々。どんだけ構想練ってたんだよってくらい。
ループによって物語が一転するのもよく考えられていた。アンディの物語から風子の物語へ、一週目と二週目で違う味が楽しめた。一週目では出番が少なかったジーナやニコが、二週目で活躍したのも良かった。キャラクター数はかなり多いが、ちゃんと見せ場を作ろうとしていたことは好印象。
否定能力はかなり抽象的で、自由度のあるバトルを繰り広げる上で効果的。強化要素も能力の再解釈→「魂」の理解と、システマチックでよく練られている。
最後のほうはやや巻き気味だったと思われるのが、少し残念で、(十理が出てきたくらいから顕著)、敵味方、各々の見せ場が省略されたと思われる。サンが比較的あっさり倒されてしまったのは惜しまれる。
さて、最終回。恋愛というよりかは戦友の方向性で信頼し合っているような二人。遅刻しながらも結婚式には出席(お前らの式なのに)。「結婚は人生の墓場」なんて言うけれど、ふたりにとっては「最高の死」だったのかもしれない(アンディも風子も結婚をそんな風に考えなさそうなのがネックだが)。
次回作も楽しみにしておきます。
『カグラバチ』外薗健
京都殺戮ホテル。☆5つで。
『ひまてん!』小野玄暉
擬音がうるせえ。褒めてます。ぬるっと妹弟出てきてるのもなんかおもしろい。
『魔男のイチ』原作:西修 作画:宇佐崎しろ
お顔の変滅がいつの間にか治っている。よかった。
『ルリドラゴン』眞藤雅興
さすがに炎吐くのはまずい気がしてきた。ルリちゃんの性格が今より多少悪かったら今頃傷害事件に発展していたかもしれない。
内容自体はゆるくて非常に良かった。
そういや、第18回金未来杯は『信号オールレッド』が優勝。おめでとうございます。
それと、四谷啓太郎がジャンプラから脱走してた。ちゃんと檻に閉じ込めといたほうがいい。
新連載について
新連載の予告も来たぞ!
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