- 1話の感想(WJ29号)
- 1話掲載週のジャンプ全体の感想
- 2話の感想(WJ30号)
- 2話掲載週のジャンプ全体の感想
- 3話の感想(WJ31号)
- 3話掲載週のジャンプ全体の感想
- 序盤を読んで
- 連載前の印象
1話の感想(WJ29号)
なるほど。
読んでみれば、頭からお尻までギャグだった。これは先週の予告を読み違えた。
話としては、ツッコミ退魔ギャグといった様相で、ひろゆきの如く妖怪を煽りまくって倒すという構成。退魔ものをこういった形で成立させようという発想には一本取られた気分になる。こういう話もありっちゃありだなあ、と。読切を読んだ後のような読後感と充実感。
一方で、コスパが悪いなあと感じる。こういう構成を続けるなら、とにかく発想勝負。ある程度有名な妖怪を相手に、どれだけツッコミポイントを探せるか。この時点で一年持つ量の引き出しがあるのか疑問ではある。←妖怪にとらわれずに魑魅魍魎いろいろ出してけば余裕じゃん!と思ったが、タイトル……。
あと、意外と村上のキャラが立ってないのが不安でもある。やはりギャグ漫画にはキャラクターのパワーが重要なので、これからに期待。
ただ、30ページはちょっと多かった。ダレるのはしょうがない。19または15ページで十分お腹いっぱいになる構成だと思うので、通常回になればなるほど上向くと思う。
絵は確かに向上している。が、想像していたようなバトルシーンは皆無で、その技術は専らホラー演出に費やされている。まあ、ここは単に思ってたのと違っただけ。紅院くんはかわいい。ここはよし。
総じて色々言ったが、まだ1話なんで、こっからでしょう。
競合。強力なライバル『超巡』と闘わなければならないという点で、かなり厳しいと言わざるを得ない。結構かぶってるし。退魔もののストーリー漫画と競合するとは思えないが、かといってコメディ過多なのは明らかだしなあ。
どうなる。
1話掲載週のジャンプ全体の感想
2話の感想(WJ30号)
おぬし、すごくむつかしいことをしているな。
話題性抜群の1話から一転(?)、開幕は世界観説明から入る。らしさが出ていて良い。ネットゲームみたいなシステム。
前回の予告通り、天狗が出てきた。構成としては前回と同じだが、今回は普通にいじるのではなく、あえて家電を結びつけていじっている。
なんでこんなに難しいことをしているのか。あれだけ1話で河童の容姿をいじっていたじゃないか。天狗の鼻を「マスク意味なくない?」で終わらせていいのか。もっとツッコミどころはあるじゃないか。なぜ2話で家電縛りという難しいことをしているのか。面白いというよりかは、「どうして?」「なぜ?」が先に浮かぶ。
そんなこと言っておいてなんだが、ギャグ自体は結構いい。特に、掃除機から始まった家電の流れが回収されたところは上手いと思った。DJは別にどうでもいいが。
全体として、1話のインパクトは越えてこなかったなあと。まあ読めるが、メイン2人のつかみどころがないのでちょっと物足りない。
……まあ、23ページはちょっと多かった。ダレるのはしょうがない。19または15ページで十分お腹いっぱいになる構成だと思うので、通常回になればなるほど上向くと思う。
……ん?巻末固定?そうなんだ。次回大増?ページ増やすのは悪手では?
次号の新キャラは期待。キャラの個性が強くあることを祈る。
2話掲載週のジャンプ全体の感想
3話の感想(WJ31号)
まだまだいける!このぐらいじゃ本調子とは思えない。
巻末固定掲載で増ページなので、まずは例のごとくあの文言を。
……ダレるのはしょうがない。15ページで十分お腹いっぱいになる構成だと思うので、通常回になればなるほど上向くと思う。
さて。ぬりかべと先輩退魔師・ヒノコ回。
村上くんのぬりかべDisはまあこんなもんだろうって感じ。せっかく向上した画力があまり活かせていないのはちょっと勿体ない感じもするが、メジャー妖怪の中だとぬりかべはわかりやすいほうだと思う。霊気を失ったあとのデフォルメ絵もかわいいたぬきで、マスコットっぽくて良い。
さて、前回期待と述べた新キャラ。うーん。
とりあえず、「退魔師」「先輩」「炎使い」というキャラの属性は村上くんの口撃でしっかりと使われていた。が。やはりキャラパワーは弱い。村上くん頼りになってしまっているのは他のキャラと同じ。ギャグマンガなのに村上くんの他のキャラが全員弱いのはどうにかしないとまずいと思う。
……なーんか他に言うことないんだよね。パターンがもう完成していることもあって。184は巻末固定掲載漫画があるジャンプは初なのだが、特に意識せずに読んでいたのでそんなにありがたみというか、効果というのはわからなかった(電子だから後ろに『ルリドラゴン』がいるし)。
人を選ぶギャグではあるので今後も賛否両論にはなりそうだが、安定した読み味は提供し続けてくれそう。
3話掲載週のジャンプ全体の感想
序盤を読んで
伊原先生ならまだまだ上を目指せると思う。……いや、掲載順の話ではなくてね。ある程度2人のボケとツッコミのリズムは掴めてきたので、これからはお話全体がめちゃくちゃになるような、ギャグ漫画らしい楽しい変化に期待。とはいえ、やはり難しいことをしているという感想は変わらないので、クオリティの維持も大変だろうなあと思いつつ。ほっと一息タイプではないにしろ、巻末のお約束になれるよう頑張って欲しい。
競合。これはまた別の話。巻末固定掲載だからといって、コメディ枠がひとつ増えるのはいけない。しばらくこれを連載するなら、コメディを一作削る必要があると思う。が、他の漫画に削れそうなものがない(なんなら、削るならこれだと思う)。どうすんの。
連載前の印象
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