松井琳先生、お疲れさまでした。
総評
まず、作品について。公式からのあらすじはこんな感じ。
今、開花の時──美しく残酷な生物進化ホラーアクション!!
生物の楽園──"ガラパゴス諸島"に降り立った主人公・鉢植達。そこで目にしたのは、"独自の進化"を遂げた生物達だった。
「弱肉強食」の摂理、残酷に命が踏み躙られる状況で唯一生き残る事が出来るのは、変化を繰り返し「進化」した者のみ...。
1話では、持ち前の画力を遺憾なく発揮。ジャンプには珍しいパニックホラーやデスゲームものが来るのかと身構えていたのだが……。
終わってみればキャラクターの描き分けは出来ていなかったし、キャラ立ても上手くいっていなかった。特に、1話でギリギリキャラが見えていた関西弁の兄ちゃんが死んでしまったのが痛かった。後半にあった、仲間が力を得て復帰する展開も、いまいち活かしきれていなかったと思う。
敵の異形感も最初こそで、絵柄以上に恐ろしい展開にはならなかった。ロベリアもそこまででもない。話の盛り上がりがあれば、もっと違う評価があったのかもしれない。
とはいえ、作画は驚嘆のひとこと。ジャンプで連載できる時点でとてもすごいので、強みを活かしてこれからも活躍してほしい。
最終回の感想
最終回。鉢植と善生の再開。いわゆる積み重ね成長系の〆だったので、短期打ち切りなら唐突感が出てしまうのもしょうがないか。というか、未登場キャラがいるのでダイジェストみたいに。ロベリアは液化。
対峙するのは「”未来“そのもの」。連載が続けば他の話の広がりもあっただろう
アネモネのモノローグ。結果的には、大分早い時期からデレ始めたことになって、初登場時の印象からはだいぶ変わるのも、おもしろい。
新連載発表時の印象
序盤の感想
最終回掲載週の全体の感想
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