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漫画の感想。週刊少年ジャンプ、新連載から完結作まで。+『対世界用魔法少女つばめ』全話完走。

週刊少年ジャンプ新連載について(2024年6月)

新連載が来るらしい。しかも3つも。

①『妖怪バスター村上』伊原大貴

29号からの新連載は伊原大貴先生の『妖怪バスター村上』

伊原先生は以前ジャンプ本誌で『守れ!しゅごまる』を連載。も、一般的にはジャンプ+にて連載休止中の『恋するワンピース』の人って言ったほうがわかりやすいかも。

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伊原先生はパロディに強いギャグ漫画家だが、本作はどうなんだろう。予告を見るとかなり画力が向上しているし、ジャンルとしてはバトル!?とのこと。ただ、1話目にしては控えめな30ページ、作者さんの作風からして、今作もギャグテイストにはなっていると思われる。バトル展開も要所要所に、くらいの。前作は先生的にも満足のいかない出来だったという情報もあるので、本作でのリベンジに期待。

懸念点としては、ジャンプ内に非バトル作品が急増していること。一時的な現象かもしれないが、その分ライバルが多いことは確か。

また、タイトルから推察すると「退魔もの」要素も内包している。「退魔もの」は新連載には必ずと言ってもいいほど入っているジャンルの一つであり、もう飽きたよ…てくらいにはよく見るが、裏を返すとそれだけ「当たってない」ジャンルということである。ということで、魔物のごとく現れる新連載に打ち勝つ必要が……とも思ったが、ギャグ×退魔ものなんてそうそう被らないか。

実績のある作者さんならではの立ち回りに期待。

妖怪バスター村上』1話の感想

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妖怪バスター村上』最終回の感想&総評

もう終わってしまわれた。こちらで。

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②『悪祓士のキヨシくん』 臼井彰一

30号からの新連載は 臼井彰一先生の『悪祓士のキヨシくん』。こちらは初連載。

連載のもととなった読切『エクソシストのキヨシくん』がWJ本誌(22年16号)に掲載されていたので読んでみた。

……なるほどね。ジャンルは祓魔アクションコメディー。読み口としては、『マッシュル』みたいな感じ。平時はギャグ強めのコメディーで行くが、バトルはしっかり描けまっせ、的な。

あの……ジャンルがさっきの『妖怪バスター村上』とがっつりかぶってる気がする。編集部もここまで露骨なことをするとは。恐らく今期までには退魔でひと山当てたいという思惑があるようだが、『鵺の陰陽師』と『極東ネクロマンス』があるのでもう十分では?と言いたい。

184と合うかは微妙だが、新人らしく新しい表現を見せてほしい。

『悪祓士のキヨシくん』1話の感想

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③『ひまてん!』 小野玄暉

32号からの新連載は 小野玄暉先生の『ひまてん!』

小野先生は以前ジャンプ本誌にて『フルドライブ』を連載。最近だと『アオノハコ』のアシスタントをしていたとの情報もあるね。

恥ずかしながら全く知らない方だったので、『フルドライブ』を試し読みぶん読んでみた。

読んでみて思ったことは、いい絵を描くなということ。適度なデフォルメと繊細なタッチは、ジャンプに多い大味な絵とは一線を画す。話も堅実で、実力を感じさせる。

予告の絵を見る限りでは非ファンタジーのラブコメ系のような感じだと推測。コメディ多すぎてジャンプの均衡が崩れてしまうのでは……と心配になるくらいの過剰投入だが、まあ椅子取りゲーム。熾烈な争いを期待しましょう。

ジャンプのラブコメといえば『アオノハコ』が独走中。だが、あっちはもうメインイベントも終わりつつあるので、そんな「先輩」の引退を見届けることができるかが、ある種ひとつの成功ラインとなるか。

『ひまてん!』1話の感想

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こんなに露骨な蟲毒は初めて見たかも。どうなっちゃうの~!?

新連載発表週の感想

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9月の新連載についてはこちら

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新連載・最終回などの感想一覧 

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